✳︎3✳︎「食養 〜梅醤番茶とは〜」
こんにちは!管理栄養士の鹿島です。
こちらのブログでは、皆さまのお役に立つ野菜や栄養素のお話、食養のお話などを中心に書いていく予定です。
是非とも皆さまの毎日にお役立てください✳︎
さて、今回のテーマは
✳︎3✳︎ 「食養 〜梅醤番茶とは〜」
についてです。
【いやしろでは「食養」を大切にしています】
ホームページに載せているように、「食養」とは「食養生」、つまり食物の栄養を考慮しながら、病気の予防・治療をはかることです。
いやしろでは、食材のもつ栄養素をはじめとしたパワーで、お客様の身体と心を元気にする【食養料理】も作っています。
身体と心に嬉しいお食事は、忙しい食卓では準備がなかなか難しいもの。毎日作るとなると、ストレスに感じてしまう方が少なくないのではないでしょうか。
だからこそ私は是非ともいやしろで、身体と心を癒すひととき、食事を楽しんでいただきたいと思っております。
…さて、いやしろでは食養メニューの一つとして「梅醤番茶」をご提供しております。
梅醤番茶は、昔から自然療法やお手当てレシピなどで数多く紹介される飲み物で、疲労回復•胃腸強化に効果があり、他にも腹痛、血液浄化、冷え性、かぜ、神経痛、貧血、低血圧、下痢、頻脈、動悸など幅広い症状に即効性があります。
ここで特別に、お店でもご提供している梅醤番茶のレシピをご紹介したいと思います。
血圧が高い方など、病院等で塩分コントロールを厳格にするように言われている方は、飲むのを控えてくださいね。
《梅醤番茶レシピ》1杯分

◎材料
•梅干し 中1個
•しょうゆ 小さじ1と1/2
•生姜汁 2.3滴
•三年番茶 150ml〜200ml
※番茶がない場合はほうじ茶で代用。
◎作り方
①梅干しの種を取り、湯呑みの中でくずす。
②醤油を入れて練る。
③生姜をすりおろした汁を2.3滴入れ、番茶を注ぐ。
(番茶の作り方)
番茶大さじ2~3と水1リットルをやかんに入れて火にかけ、沸騰したら弱火で20分ほど煮出します。
茶こしでこし、保温ポットなどに入れてください。
梅醤番茶は、梅干しと醤油、しょうが、番茶の有効成分が相乗的に働いてくれる食養メニューです。
梅干しに含まれるクエン酸や生姜含まれるショウガオールは代謝を促したり、血液をさらさらにしてくれます。
また梅干しにはクエン酸以外にも有機酸が豊富に含まれています。これらの有機酸は代謝を促し、疲労回復に働いてくれます。
梅干しは塩分が多いため控えた方が良いと思われる方もいるかもしれませんが、陰陽の観点から考えると梅干の塩分は身体を陽性に向け、身体をシャキッと引き締めてくれる作用があるので、疲れてぼーっとしてしまったり、だるくて動きたくないような時にもおすすめです。
梅醤番茶には生きた酵素の力等も入れたいので、できれば天然醸造醤油や、天然塩と紫蘇だけを使用した梅干しを使ってみてください。
なければ他のものでも大丈夫です。
(天然塩と紫蘇だけで作った梅干しって普通のスーパーじゃ手に入らないですよね…)
ちなみに梅醤番茶に使う番茶は「三年番茶」がおすすめです。
「三年番茶」とは、番茶にも使われる緑茶の葉と茎を摘み取り、天日干しにして3年寝かせた番茶のことを言います。こうした熟成期間を経ることで、カフェインやタンニンといった刺激成分が少ない、とてもまろやかな風味のお茶に仕上がります。
小さなお子様でも安心して飲むことができますよ。
梅醤番茶を飲むタイミングですが、食前か空腹時に飲むことをおすすめします。
飲んでみて濃ければ薄めてしまっても大丈夫です。好みの味に調整してください。また、お子さまにあげる場合は4〜5倍以上薄めてあげてください。
皆さまの心と身体が、いつまでも元気でいられますように✳︎
それではまた次のブログでお会いしましょう!
ありがとうございました。